転職で年収アップ 期待できるかできないかの分岐点
私の転職歴を振り返ってみると、転職によって年収アップが実現できた時とそうでない時の転職内容には、明らかな違いがありました。
年収が下がったのは、すべて未経験職種への転職時。未経験の職種や業界への転職は、自分の社会人としての幅を広げ、対応能力を上げることができる点で、大きな魅力があります。知らない世界でゼロからスタートをきることになるので、それなりにリスクもありますが、それまでに気づけなかった自分の強みを知ったり、新しい人脈を築くことができるなど、そのメリットははかりしれません。但し、転職と同時の収入増は、まず望めないでしょう。社会人としての生まれ変わりのチャンスを得られるだけでプラスと考えるべき転職です。
逆に年収を上げられたのは、同業種で具体的な実績を認めてもらえた転職時。転職専門のコンサルタントも、転職時に年収を上げるポイントとして、次のような点をあげています。
・技術職で、汎用性の高いシステムを開発したなど、具体的な成果をあげている。
・営業職で、前職場での顧客をそのままひっぱることができる。
・管理系の資格を有し、ある程度のリーダー格での実務経験がある。
これは一例ですが、ポイントは新しい職場で速戦力となる実績をひっさげての転職かどうかということのようです。